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にっきっぽい。
Posted by - 2024.11.23,Sat
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Posted by このはら柚子 - 2009.12.24,Thu

・ここに来て空気が乾燥しまくっているせいか、連日やたらと目が痒い。唇も荒れ気味だし。
あと暖房を入れ始めたことも相まってか、いつもよりすぐに埃っぽくなってるようにも。気になる度に掃除機に手を伸ばしたくなって、それこそキリが無いったら。

・日曜にクリックして月曜に入金まで済ませた品の発送完了のメールが宵の口に。奇しくもプレゼントめいたタイミングではあるけれど、まぁ自分で自分にってのが実情なのでアレでナニ。

・荷物届いた。調べてみた限り上限ならM、下限ならLといった具合でどちらにすべきか散々迷った挙げ句、結局の所はMにして大正解。
そしてよくよく考えたら大体3年でウエストが4センチほど小さくなっていることに気付いてちょっと驚いてみたり。ジーンズも1サイズ落としたし、体脂肪率も下がってる。されど体重そのものはさほどでもないのはどうしたものか。

・既に一度は褒めちぎった「超電磁砲」12話について、今更敢えて斜めからツッコミを入れてみる試み。
即ち「確かにビリビリが佐天さんや木山先生に向けて語った言葉ってカッコイイし響くものもあるけれど、とはいえ口にしたビリビリ自身にそこまで言えるだけのものがあるのかっていうと正直ビミョーだよねー」といった具合。レベル5故の、或いはレベル5に至るまでの苦悩や悲哀、或いはレベル5の力を以てしてもままならない絶望的状況を、御琴自身が経験しているかどうかで一連のシーンにおけるその言葉の重みが随分違って来るんじゃないかっていうか。
原作はまだ未読なのでこの先どんな展開が待っているか分からないし、それこそ既に先に挙げたような要素は既に補完され済みだったりするのかもしれないけれど。だとしたらアニメの方でも行く行くその辺りについて切り込むことになるだろうから今から俄然楽しみ。「お姉様は努力してきた」云々って感じのことを以前言ってた気がするので、黒子はその辺りちゃんと承知してるんだろうなぁ、そうだといいなぁ。

・「シュガー・ダーク」(新井円侍/角川スニーカー文庫)読了。
まずなんといっても充実の情景描写、心理描写に感服。心地よい陶酔感を伴ってぐいぐい読ませるのなんのって。
ぐいぐいと言えば早々に結末の見えてこない、それ以前に次に何が起こるのか概ね読ませない筋立ても◎。過不足無い諸々の設定や世界観についての言及、かなり早い段階で提示されている主人公の目的もいたってシンプルだし、ざっと見渡す限り緩急の緩の要素/場面がひたすら続くタイプの作品であるにも関わらず、先の充実っぷりと、そしてなにより安易に「ありもの」に頼らない姿勢が一環しているので、触れていて常に新鮮な気分が途絶えず、ページを捲る手の勢いも俄然増して行くというもの。
地の文の充実っぷりに伴って絞り込まれ、故に一層際立つ会話の妙味、要所要所の台詞廻しの冴えっぷりも申し分なし。それら全てが絡み合い醸し出す、まさに6年ぶりの大賞受賞作の貫禄を率直に実感。選考評の一つだったか、どこぞで見かけた「読ませ力が圧倒的」っていう意見はいやはや全く以て。
惜しむらくは終盤、というかラストの幕引きが思いの外あっさりしていること。それこそあと5ページ、エピローグ的な下りがあるのでは……と思わせつつ、にも関わらず唐突に目に飛び込んでくる「あとがき」の四文字に多少なりとも引っかかりを覚えないと言ったら、それこそやっぱり嘘になるというもの。
この辺りについてはつい色々と憶測を巡らせてしまうけれど……ひとまずこの作家さんご自身の今後の動向は確かに気になるので引き続き静観。本編自体はかっちり纏まった作品に思えるので、願わくば完全新作の立ち上げを、と願わないでも。いやしかし「二巻でお会いしましょう」って書いてあるしなぁ。むぅ。

さておき、既視感溢れる要素少な目の独自性溢れる作品ではあるけれど、敢えて一定の概念で括ってみるとしたらこの作品の場合所謂往年の美少女ゲームで言うところの往年「館もの」ってカテゴライズが可能だったりするのかも。大して昨今ライトノベルと呼称されるジャンル傾向として、同様にかつ対して直近の美少女ゲーム
のソレを踏襲した「美少女ハーレム学園もの」路線がトレンドだったりすることを思うと興味深い傾向であり、ある意味原点回帰的だなぁと漠然と。

・「蒼穹のファフナー」まさかの新作発表とか、新海誠の新作告知とか、吉報多し聖なる夜でしたとさ。善き哉。
 

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Posted by このはら柚子 - 2009.12.20,Sun

・最初に速報が目に留まったのは奄美と千葉、その後は更に伊東の方で。
とはいえ微妙な地域差があったようでこっちの方ではついぞ気付かず……と思っていたら翌未明にこれみよがしなのが来て流石に目が覚めた。
うーん群発かぁ。このまま大事にならずに落ち着くとよいのだけれど。折しも1月下旬並の寒波襲来の真っ最中だし。

・受け渡しめいた兼ね合いで唐突に赴くことになった土曜昼間の秋葉原。
但し今回はおとなしく電車で。時期を思えばゆるりと出掛けている場合でもなかったりするけれど、ついでに自転車で出向くと難しい類の用向きもここぞとばかりに一つこなせたのでまぁそれはソレ。

・さておき、色々掻い摘んで纏めるとミラクルトレインに乗ってきた……といったところ。
食堂車(?)のハヤシライスとコーヒーゼリーはそれなりにで、クジを引いたら両国×月島なポストカードも貰えたし。ほんとは新宿×都庁がよかったなんて言わない。
にしてもこのテの店を利用したのって本気で何年ぶりかってレベル。ここ暫くは界隈で飲食するにしても極めてオーソドックな店を利用するばかりだったし、っていうかここ数年で随分そういう店も充実したよなぁと変な具合に実感。

・にしてもあの手作り感というか、如何にも年季の入った雑居ビルのテナント間借りしてます感は独特かつ味があるよなぁと改めて。それこそ再開発されて小綺麗になった中央通りよりも東側の佇まいとはまさに対照的。裏腹に今回利用した店内とその周辺はさながら5年ぐらい前と未だ同じ空気が残ってる感じ。
そんな風に過渡期真っ盛りで新旧せめぎ合って拮抗してるあの街って実は今が一番面白い時期だったりするのかも。最近はとんと通わなくなって久しいけれど。

・新と言えば先日オープンしたばかりのBianchiのコンセプトショップも覗いてきた。
規模も内容もそれこそサイクルモードの1ブースにも満たない小じんまりとしたレベルではあるけれど、ああいった形で拠点を構えてみせるアクションこそに意味があると思うのでまぁそれはソレ。さほども経たないうちに気が付いたら無くなってたなんてことになってほしくはないかも。本来のラインナップにはないショップ限定カラーのフレームもあってなかなかよい感じだったし。
あと店内に立ち入った瞬間にスタッフの方がすっと寄ってきてノベルティをくれたのも好印象。手渡されたショップロゴ入りのビニールバッグの中身は……2010年度のカタログとデスクトップカレンダー。カレンダーは割と使い易いタイプで月毎の図案もそれこそカタログ的なものとはまた少し違う洒落た感じのものだったのでよし。これは使おう。

・暖房ガンガンの店内を避けて虎の穴店頭の歩道に佇んで、ぼーっと中央通りを眺めていたら、見る見るうちに車道が封鎖され、長くご無沙汰だった歩行者天国と化してちょっと驚いた……というのは少し遡って待ち合わせ時の話。なにやらこういう試みがあって、その兼ね合いだったらしい。
やっぱり車道が歩行者向けに開放されていると歩道側にも余裕が出来てよき哉。願わくばこのまま往事のようにお馴染みの光景とならんことを。

・「超電磁砲」12話。気が付いたら三回見てた。ていうかレベルアッパー編で一体何度泣けと。
デリケートなテーマを扱った一連のエピソードの纏め、そしてこの作品としての一つの回答としてはまさに申し分無い打ち出し具合……本家「禁書目録」の上条ちゃんが説教でごり押しするのとはまた違うアプローチで、それでも確かな強さと柔らかさまでも添えるような言葉でまさに貫いてみせた御坂美琴のヒロインっぷりが眩しすぎる。
前回から引き続きで電撃、磁場形成、砂鉄操作といった絡め手で凌いだ後に満を持してのレールガン炸裂。クライマックスで主題歌を流すのは昨今お茶濁しの印象の方が強いけれど、こういう風に充実した山場の演出であれば全く以て問題無しというか、むしろ申し分無い相乗効果。どこを取ってもベタではあるけれど、それでも熱い。だからこそ熱いのまさに手本をまざまざと見せ付けられた感じ。或いは見切れても絶対打ち返せない比類無き剛速球の如き充実感。なんだかもうどうにもしてやられた感で一杯。
毒気が抜けた木山先生がよい意味でちっとも懲りてなさそうな辺りもいいし、彼女に切り返す美琴のスタンスがまた眩しいんだよなぁもう。
そんな風に熱さで押し切って、それでも結局どこかしんみりとしたものが残る所で、敢えて締めを黒子に投げてお馬鹿に走るのもまたよし。ていうかこういう所でも黒子があまりにも適材適所過ぎる。


コメントレス
>Jさん
千葉方面はルートを選べばもう少し事情も変わってくるのかもしれないけれどねぇ。ともあれおつかれさまでした。
あとある種の親しみ易さって意味ではそれこそサイクルモードよりも関戸橋フリマ辺りの方が強みがあるのかも。どっちにもそれぞれのよさがあるけれどそれ故に実に対照的っていうか。

Posted by このはら柚子 - 2009.12.17,Thu

・夏場は暑くてなかなか使う気になれなかったものの、ここ最近はむしろ暖かくていいよね、って感じで最近はオーバーヘッドタイプのヘッドフォンを使う機会も増えてきていたりする訳だけれど、その音がここに来てなんだか少し妙なことに気付いた、っていうのはつい先日のこと。
高音重視な仕様っていうのは元より百も承知しているけれど、それでも流石にカサつき過ぎであまりにも潤いに掛けるというか、高域寄りでも瑞々しさを伴っていた本来の聴き心地が何故か失われているというか。
うーん、梅雨明け辺りに経年劣化でボロボロになってしまっていたイヤパッドを本来のATH-A900用から、互換性があってかつ上位モデルのA1000用に替えたのはやっぱりマイナスだったのかなぁと思いつつ、なんとなしにふとコンポのコンソールに目を向けてみたらそこには何故か見慣れない表示が出ていてあれれ。
という訳でいつの間にか変なエフェクトが掛かって高音のみバリバリに増幅されていましたよ、ってオチ。なるほど気付いてみれば確かにそんな感じではあったかも。そして設定を改めてみたらどうにか馴染みの聴き心地に戻ってくれてひとまず安堵。

・で、ひとまず使い続けてみれば、パッド交換前に比べて明らかに音の解像度が上がっていることを改めて確認。
ややボーカルが引っ込んでしまった感はあるものの、その分全体的に賑やかに、或いは豊かに包み込まれるような聴き心地に変化したというか。あとは遮音性と、なにより物理的な耳への当たりが柔らかくなって付け心地もずっとよくなったので、パッドの交換自体はやっぱり正解だった模様。
補修部品としては敢えていくらか値が張るものを選ぶことになったので、もしメリット無しだったら流石にガッタリする所ではあったけれど、まぁこれならひとまず結果オーライと言ってよさそう。材質がいい分耐久性の面でも利点はありそうだし。

・延々ペダルを回している最中に不意にストンと落ちてくるものがあったので……とこれは幕張行の最中のこと。
ともあれずっと引っかかっていた箇所について少し光明が見えたので早々に纏めて反映。今ひとつ分断されたままだった流れがようやく繋がって固まった感があるので、ひとまずこれならどうにかなりそうかも。あとはひたすらじりじり進めるだけ……とはいえまだまだ油断は禁物過ぎる。

・CoDMW2の国内版がいよいよ発売されてそれなりに楽しそうではあるけれど、とりあえずもう暫くは手を出さない方向で。
今手を出したらいろんな意味でヤバいし、なによりまだまだCoD4のオンラインを十分楽しめてるし。

・「ミラクルトレイン」11話。
ゲストヒロインの天然っぷりがちょっと痛々しくすら思える感じで、あー今回はちょっと低調かなぁ、むしろここ暫くが絶好調過ぎたのかなぁ……と思いつつ静観していたら、そのうちなんだかじわじわと様子が変わってきて、更には気が付いたらダダ泣きさせられていたという。
アプローチ自体は非常に定番というか、むしろ手垢付きまくりな感は無いではないものの、場の空気を切り替えるタイミング、そこからの畳みかけっぷり、そして盛り上げて纏めてスパッと終わる歯切れのよさに圧倒されたとでもいうか。
そして伏線処理の巧妙さがまた……完全にミスリードにしてやられた感が。よもや序盤のあの携帯電話の外観がそういう伏線だったなんて。

・ミスリードと言えば「キルミンずぅ」も。ていうか今回渚姉メインの回じゃなかったのか、先週の次回予告のあの作りは一体なんだったのさ!

Posted by このはら柚子 - 2009.12.16,Wed

ヤングマガジンで「攻殻機動隊」が連載開始……ってよく見たら描いているのは士郎正宗じゃなくて全く別人だったという。一応攻殻は攻殻でもTVアニメ版であるところの「SAC」のコミカライズ、っていう扱いのようだけれど。とはいえなんというか、得も言われぬ心地。ちがう、なんかちがうんよ。

・流石に幕張行が効いたか、日が経っても未だ微妙に節々に違和感が。
距離はともかくやっぱり復路は寒かったんだろうなぁと今更ながら。走ってる間は気にならないけれど、実は身体の部分部分は案外冷えているっていうか。もう少し内側に重ね着するよう心掛けよう。流石に化繊の機能性インナーと長袖ジャージだけでは限界かも。ていうか去年は同じ格好で1月も2月も走ってたんだけどなぁ。やっぱり地味に減ってるのか皮下脂肪。

・そういえば先日の輪行の際、横浜駅前で自転車をバラしていた時に小学生ぐらいの男の子が寄ってきて暫くじっとこっち見てたのを思い出した。そりゃ気になるよなぁ。そして多分好きだよなぁ男の子的にはこういうの。
ていうかすぐ脇で「自転車だ」とかぽぞっと言ってたのに構ってやれなくて済まなんだ。こっちは流石にそれ所じゃなかったんだよ。あと自分が店広げてた所に二回も様子伺いに来た掃除のおばちゃんにもすみません。

・で、帰ってからの翌日、とりあえず埃やゴミぐらい払っておこうと収めてあった輪行袋を取り出して、軽くはたいて、ジッパーを開けて裏返し……た所で絶句。なによこの白く大書きされた「ハンドルはこっち」の文字は。ていうか気付くの今か、今更か。

・絶句と言えば、御成門で休憩の後に気付いたフロントライトの電池切れ絡みについても。
同行の方が同様のエネループの予備を持ち合わせていたのでそのまま交換して貰ったからひとまず難は逃れたものの……って帰宅後荷物整理してたら自分の鞄の中からもきっちり予備が出てきたという。なんていうか不覚。
白状すると、朝方出掛けにドリンクボトルを玄関先に忘れたことに走り始めて1kmほど行った辺りで気付いて一旦引き返していたりもするし、昨日はやたらと色々抜けてたように。これは流石に頂けない。留意しよう。

・「超電磁砲」12話。その実験って単に身寄りの無い子供適当にしょっ引いて来るだけでも済んだ気がするし、
故に「木山せんせい」が情を移すような過程が予め設定されてしまったことに、なんというか筋立てとしての悪意を感じてみたり。
決して無理があるとは言わないけれど、敢えてそういう方向に持って行かれてる辺りにある種の憤りを感じるっていうか……ってな具合に揺さぶられてる時点で完全に受け手としてのこっちの負けなんだろうなぁと思わないでも。
にしても木山先生の脱ぎ癖は色々汚れて病む以前からの元来のものだったのか。あと一連の立ち回りで今の所虎の子のレールガンって使ってないよねビリビリ。って引きに出てきたこいつがOPで1カット映ってたあのギョロ目か。
よい感じに果たしてどういう風に落とすのか見えないエピソードになって来たので次回も俄然期待。ていうかほんと面白いなぁこの作品。

Posted by このはら柚子 - 2009.12.13,Sun

・幕張メッセを出たのは17時ちょうど辺りで、もうとっくに日が暮れた後。
そのままロードバイクを駆って都内の下辺を掠めるよう進んで結局横浜まで自走して帰宅……と、これは土曜日の話。
時間帯もさることながら流石にこの時期やることじゃないなと辿り着いてからしみじみ実感。馬鹿だ。面白いけど流石に馬鹿だ。面白いけど。

・とにかく何が一番辛かったかって、幕張メッセを出てから浦安辺りまでの区間が。
走るのは完全に郊外というよりむしろ大都市圏の間を結ぶタイプの荒涼とした幹線道路で、四六時中大型車両がバンバン飛ばしてる上に、そういった交通事情の影響で路面のアスファルトがうねりまくりで、その路肩も例外にあらず。もう走りにくいのなんので正直経験上最悪レベルだったと言っても決して過言ではないかも。。

・堪りかねて歩道に逃げるも、こっちは更にガタガタな上に車道よりもずっと暗いので路面確認は自前のLEDライトだけが頼り。
うっかりするとハンドルを取られるし思いがけないタイミングで強烈な突き上げが来る。しかも交差点で歩道to歩道へ渡る際に変な具合に蛇行を要求されて、かつそうやって曲がった先が強烈に狭まったりするものだから油断大敵。
足下がそんな感じなのに、頭上を見上げれば左右から高速道と鉄道の高架が覆い被さるように視界を塞いでいて、それが文字通り地の果てまで延々続いているような有様だからげんなり度合いも倍増し。
更に追い受けを掛けるように意外とアップダウンもあるし。基本はひたすらフラットなものの高架の自動車道ありきで地形をいじりまくって、それこそ至る所に人工の起伏がわざわざ設けられているっていう気の利きっぷり。河を渡る時なんかは相当な高さまで一気に駆け上がることを求められるからちょっとした丘陵地帯もかくやの有様。
ともあれそんな中を抜けるだけでも正味90分ほどぶっ通しで高速巡航。正直しんどい。

・ていうか途中から変な頭痛に苛まれまくって本当に途方に暮れ掛けていたっていうのもまた本音。
俺なにやってんだろうなんで生きてるんだろうってネガティヴスパイラルが止まらない。雨降り三浦行の時も大概辛かったけれど、日中とは裏腹にも程がある強烈な冷え込みも相まって今回は相当厳しかった。ようやく浦安まで戻って来た時に一体どれだけ安堵したことか。
そして東京都内の穏やかさ、更には神奈川の勝手知ったる安心感をしみじみ実感。夜でも沿道の灯りの数が格段に違うし、それこそ繁華街を離れた辺りがいくら寂れているって言っても所詮なんぼのもの程度。新習志野界隈のあの暗さ、寂れ具合を思えば度々走ってるR-1なんて快適そのもの以外の何物でもないと率直に。

・でもそんな風に地域毎の極端な印象差、それに伴うコンディション低下があったのは都内まで戻ってくる間に半ばガス欠状態に陥っていたからっていうのも大きいのかも。
空白感こそさほど強く感じるでもないものの、最近は気が付くと全ての肉体パフォーマンスがあるタイミングから大きく低下してくる印象。一定のピーク持続時間こそそれなりに長いものの、それを過ぎると一気にガクンと落ち込む感じはさながらニッケル水素充電池のよう。
逆にそこでリチャージさえしてやれば面白いほど覿面に回復する訳で……という訳で御成門で食べた大盛りカレーには大層救われた。大体品川から幕張に到達してとりあえずコンビニで買った焼きそばを食べて、その後4時間近くに渡ってサイクルモードの会場内を延々立ちっぱなしでうろうろして、それから延々走り続けていたのだからそりゃ消耗してない訳がない。
ともあれ、お陰でその後の五反田界隈、そして多摩川を越えた先の鶴見界隈の登りもガンガン回して行けたという。400グラムは伊達じゃない。

・とはいえ、案の定冷えが進んでくるとこれまた左膝の自己主張が始まるから厄介。
サポーターの類を用意するべきだったのは百も承知なのだけれど、さりとて日中の暖かさを思えばそこまで気が廻らないのも我ながら無理は無かったと思うし、そもそも復路丸ごと自走するつもりなんて当初は無かった訳だし。でもまぁ走ってしまったものは仕方ない。

・大体からして、日中の晴天っぷりは元よりそれこそ朝方横浜まで走る時は熱風が吹いていたぐらいだし。
その上で実際の昼夜の寒暖の差は相当だった訳で、それこそ昼の暖かさはこの季節にしては尋常じゃないレベルだったかも。今年の冬はやっぱりちょっと変かもしれない。
逆に言えば行きの品川幕張間のライディングはすこぶる快適だったとも。道路事情こそ同じなものの、日中の暖かさ、そして何より太陽光の明るさがあるだけで全然違う。

091212_cyclemode_01.jpg091212_cyclemode_02.jpg・で、行きは横浜から品川までは初輪行。
事前に練習しておいたにも関わらずいざ挑んでみたらどうにもフレームが袋に収まってくれなくててんやわんや。んで結局大幅にタイムロスして遅刻確定。東京駅で合流した同行諸氏には大陳謝。
ズバリ敗因はいざ本番で袋の前後を見誤っていたこと。とりあえず二つのジッパーの前方側に付いてる方のスライダーに後で目印を付けておこう。あとホイール固定用の両面ベルクロテープはもう1本ぐらいあった方がよさそうなので、後日ハンズで仕入れてくるよう自分向けメモ。

・あと前日からの雨が抜けるのがいくらか遅かったせいか、走り出しは路面のそこかしこが濡れていて結局また車体があちこちどろどろになったのも微妙過ぎた。
まぁこの程度であれば大したことではないしそれこそ後で拭き掃除ひとつで済む……とはいえ輪行袋に収める際のげんなりに拍車を掛けることには変わりない訳で。結局都内も千葉も終日どこもかしか水気が残ったままだったしなぁ。つくづく敵は空模様としみじみ。

・で、肝心のサイクルモードは……というと正直あまり印象に残らない催しだったと言わざるを得ないかも。まぁ去年の充実っぷりが下地になっている、あくまで主観に基づく感想に過ぎないけれど。
とりあえず規模は前年の数割増し、但しフレームビルダーやコンポーメントメーカー含むロードバイクブランドが更に躍進したというより、よりカジュアル向けというか、広く一般向けを意識して裾野を拡げたような傾向が伺えたように。具体的には去年は居なかったようなアパレルメーカーが関連商品を持ち込んでいたり、化学系の小企業が独自開発のスポーツドリンクの試飲試供に勤しんでいたりといった具合。
でまぁそういう傾向をそのまま繁栄するように人入りは去年にも増して爆発的なことになっていて、それこそどこのメーカーも試乗の順番待ちがそれはもう凄まじいことに。で、いざ順番が回ってきていざコースに出ても今度は試乗コースの中で渋滞が発生している有様でそれこそ本気で踏めるのはせいぜい100メートルほどの直線ぐらいってもの。嗚呼ブーム、ブームだなぁと改めて実感。

・そんな最中に乗れた数少ない1台、Cervel・S2はかなりの逸品……軽いのは元より、踏んで回してその力がロス無くタイヤに伝えられる手応え、にも関わらずそういう剛性高めのフレームにありがちなゴツゴツした固さは
裏腹に皆無に等しい不思議な、そしてかなり理想的なバランスのよさを実感。あのダイレクト感はリムハイト高めのカーボン製のEASTONのホイールが効いてたりしたのかもしれないけれど。
あとは折り畳み自転車のストライダを試乗。小径+奇形フレームの割に案外普通に走れてこれは言うなれば珍味。旋回範囲狭い割に意外と安定してるし。ただ大抵の自転車がサドルから腰を上げて前に降りるのに対してこれは後ろに尻を抜くようにして降りるのが、なんていうか実に変な感じ。
091212_cyclemode_03.jpgあとはまぁ展示方面で120年前の自転車を再現したものとかちょっと目を引かれたかも。後の実用車に繋がるような無骨な佇まいで、ハンドル前に数付けられていたフロントライトはLEDどころか電球でさえなくて、なんとアルコールランプという代物。独特な金属製の筐体の奥で揺れているオレンジ色の灯がなんとも印象的だった。


・で、終日色々見て廻った中で最も興味をそそられたのは実は国内小さなメーカーが手がけた自転車用セーフティーロックだったという。樹脂でコーティングした金属プレートを互い違いにリベット留めした所謂「多関節」錠の小型版。既に自分も使用している既製品は自転車で持ち歩ける鍵としては最強レベルではあるものの、とにかく重さもサイズも相当なもので取り扱う際にも極めて慎重を要する(うっかりぶつけたら自転車のフレームそのものがヘコむ、割れる)っていうデメリットもあったりする代物。
091212_cyclemode_04.jpgそれに対して今回出展されていた製品はいわばその小型版であり、まさに自転車用途へとジャストに寄せた製品。本家多関節が必要になるような局面では流石に心許ないけれど、ちょっと留めて離れる程度の、従来なら細めのワイヤー錠で賄っていたような状況での更なる安心感が得られることはほぼ間違いなし。その上で並のワイヤー錠と同程度の体積ぐらいの体積&重量でサドルバッグにも収納可能という抜群の可搬性。なにより安いと来たとあっては手を出さない理由はほぼ皆無。
とりあえず3月に市場に出回るようなので今から楽しみに待つとしよう……問題は完全新進のメーカーなのでどれだけ流通でまともに扱ってくれるかが肝になるかも。モノのよさを思えば直接購入を打信しても一向に構わないと思うけれど。それほどに魅力あるアイテムってことには間違いないし。

・他にも気になったものは色々あったけれど、基本的に早々手が出ない相場のものも多いし、なにより早急に入り用な訳でもないしっていうのが大半を占めたって印象も否めず。
ライトやサイクルコンピューターと言った小物の老舗国内メーカーのキャットアイが昨年に続いて更に今一つパッとしなかったのが気になったり、あとは愛用しているサイクルコンピューターメーカーのポラールのブースで相当突き抜けた新型が展示されていて目を引かれたりはしたけれどまぁそれはソレ。
電池式なのに実質交換不可な製品についてどうにかならないものかと要望を出してみた所、ブースの担当者が「エコの時代なんですけどねぇ」と申し訳なさそうに答えてくれたのがちょっと印象的だったかも。まぁ無理なものは無理みたいだけど。つか実際現場に来てるのは代理店の人でメーカー直の人じゃないしねぇ。詮無きかな。

・とまぁそんなこんなでいい加減纏ようってことでこの度の走行データ。
途中間が空いたので往路復路のデータは個別で。
ハートレート絡みの数値は心拍計付けて行かなかったので無し。

往路
走行時間:2時間17分40秒
走行距離:50.7km
平均速度:22.2km/h
最高速度;39.7km/h
平均ケイデンス:85
最高ケイデンス:119

復路
走行時間:3時間36分23秒
走行距離:68.9km
平均速度:19.1km/h
最高速度:44.3km/h
平均ケイデンス:77
最高ケイデンス:127

復路は歩道走った箇所が多い割に案外ペース落ちてないのが自分でもちょっと意外だったり。
まぁそれ以外の区間でペースを上げられたのが効いてるのかもしれないけれど。ていうかいつのまに44km/hも出してたんだろ。

・しかしまぁひとまず出掛けたら走行距離が100km超えてるのもいつの間にか珍しくなくなって来てるような。ていうか秋口あたりから月イチレベルでこの調子だったし。嗚呼慣れってこわいと苦笑、苦笑。

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