そんな感じで南は三浦半島の先端まで、西は小田原経由で箱根湯本まで、東は品川まで輪行してそこから幕張メッセまで行って帰りは神奈川の自宅までフル自走、といった具合に大体距離に比重を置いた目標は粗方こなしきって、じゃあこの先は北へ進むしか無いよね、そうなると当然登るしか無いよね、ってことで自転車界隈ではヒルクライムの入門/練習コースとして定番中の定番と言われているヤビツ峠に行ってきた……とこれは先日のこと。
で、登頂。
距離にして11.6km、高低差約670メートル強。
基点から頂上に至るまでの所用時間は1時間8分。
そんな訳でどうにか完走出来たものの、結果としては大惨敗と言わざるを得ないっていうのが正直な所だったり。
まず、おおよそのスタート地点扱いになっている名古木交差点の更に手前の3kmほどの地味に長い登りでひたすら脚を削られまくってスタート地点の名古木に着いた辺りで既に軽くヘバり状態。
折からの夏日の中自宅から延々35km自走して来たのも案外効いてたりしたのかも……ていうかハンドル上のメーター読みで気温35℃って何事。いくらアスファルトからの照り返しがあったとはいえ……ってそういえば走る最中に陽炎っぽいのが見えた気も。
・さておき、件の手前の登りだけならまだどうにかなった気もするものの、実際はそれこそまさに未だ始まっても居ない状態であり、じゃあいざ登り始めてみたらこれがもうとにかく辛い辛い。
途中平坦や微妙に下ってる場所があってほっと気を抜けたりはしたものの、それとてまだまだ裾野辺りだったからであり、全行程の3割を超えた辺りからはいよいよ本格的に斜面が牙を剥き始めてどうもこうも。
5%ぐらいの斜度ならまだどうにかなるもののこれが6%を超えた辺りから途端に脚が辛くなる。 心拍なんてそれこそ180超え上等で少し落ち着いても余裕で160を下らないような状態が延々続く有様。挙げ句の果てには酸欠に近い状態に陥って、段々視界が薄ぼんやりして平衡感覚が怪しくなってくるという体たらく。 もはや前代未聞の途方に暮れ状態でありもう情けないったらありゃしない。
そんな訳で要所要所の休憩ポイント(大体3カ所ぐらいあった気がする)以外でもどうにもならずに足を着くこと幾たびか。但し降りて押して歩くことは一切せずに必ずペダルを漕いで進み続けることでゴールまで至れたので、その点だけはまぁよかったと言えるのかも。
・でもそんな風にしてどうにか完走出来たのも一重に一緒に出掛けたいつもの面子のお陰と率直に。 とりわけ先行しては暫くしてからまた自分の所まで戻って来てくれてその都度精神的に引っ張ってくれたのは相当ありがたかったかも。
更にはゴールして一服してる最中に頂上にあたる広場で思いがけず馴染みの方にお目に掛かれたのもさりげにじわっと効いたように。 あんな風に偶然会えて声を掛けて貰えるようなこともあるのなら、それこそまた登ってみようって気にもなるというもの。
ともあれいやはやおつかれさま。
・しかしまぁなんというか、1時間8分ってタイムは割と微妙な感じのようなので、次があったら正直もう少し何とかしたい所かも。いずれはせめて1時間切りたい、切れるといいなぁ。
ちなみに下の方はこんな感じで穏やか。
でも次第にこんな風になってきて……
しまいにはこれぐらいの高さになるという。
オマケ:割と下の方にあった商店前に居た猫。
人なつっこくて向こうから寄って来て触らせてはくれるものの結局目線は貰えず残念。
・なにはともあれひとまず「なのトラ2」に無事参加、そして無事終了。
正直言えば今回はどう転ぶか相当怪しかったものの、結局はどうにか滑り込みで新刊も用意出来て何より……コピー本に留まったとはいえ、やはり何も新しいものが無いのは寂しいし。
で、2月に出した既刊共々当日は手にとってくださる方も多くて、これならギリギリ踏ん張って発行に漕ぎ着けた甲斐があるというもの。ありがとうございます。楽しんで頂ければ、そして次もお立ち寄り頂ければ幸いです。
・但し今回手を付けてみたモチーフについては、正直もうあと一歩踏み込みたかった感も無きにしもあらずなので、いずれ何かしらの形でリベンジを試みたい所。
例えるなら一方は踏まえた、さりとてもう一方には届かず……とでもいうようなモヤモヤがひとまず漕ぎ着けた後だからこそ見えて来るというか這い寄ってくるというかな得も言われぬフラストレーション。理想にはほど遠いなぁ、はぁ。
・で、閉会後は終日手伝ってくれた友人と打ち上げってことでささやかに宴席。
アルコールは1杯でおさめておくのが自分ルールってことで2杯目に頼んだのは偶々品書きの中に目についてヒラミレモンジュース。基本酸っぱくちょい苦な味わいでこれがなかなかツボにハマったかも。先々また同じ店を利用する機会があったら是非とも飲みたい逸品。串の焼き物も美味しかったし。
・にしてもこの時はやたらとお互い語りに入ったというか、いつになく熱く意見をぶつけ合う席になって思い起こすに有意義ながらもちょっと変なテンションだったかもとしみじみと。
きっと隣りの席で自分らよりも更にヒートアップしていたマグロ問屋のご主人らに当てられたせいに違いない、そういうことにしておこう、うん。
・慌ただしい最中ではあるものの、急遽COMIC1☆4へ。但し直参でも委託でもなくてお手伝い。
Cレヴォから名前と会場が変わってからはついぞご無沙汰だったので実質初参加。但しいざ終日過ごしてみれば思いの外落ち着いた雰囲気で、正直言うとある種の拍子抜け感が。池袋で開催されていた往事に比べれば、確かに会場が広い分色々と余裕があるような気もするけれど。
・で、もう当分餃子は勘弁願いたい……っていうのがこの日一番強く印象に残ったことであったり。
腹具合が芳しくない所にいつもとはかなり勝手が違う感じでもうどうもこうも。ともあれ、油の相性はなかなかどうして馬鹿にならないかもと再認識。
・唐突に携帯ストラップの紐が切れて動揺。
通し付けていた小物の類が抜け落ちるようなことは無かったし、そもそも半ば自作したものなので紐自体も代えが利く所か、作った時の余分がまだメートル単位で手許にあるのでどうということはないけれど。とはいえやっぱり決して気分がいいことではないのも確かなこと。
とりあえずこういう用途においてのヘンプの紐の耐用年数は大体2年と把握。
・裏腹に直後立ち寄ったビッグカメラで、もう既に手遅れと思っていた品物が手に入って嬉。
よもや丁度ダンボール開けて平台に移すところに出くわせるとは。後で確かめてみれば朝のうちに各地で即時完売状態だったようだし、にも関わらず夕刻にこの巡り合わせとは正直ついてたというより他無しであり、むしろ少し怖いぐらい。
・そして、10年来閲覧を続けている日記サイトの方の所で慶事あり。
遠い場所からおめでとうございます、の一言をば。
丁度タイミングが合ったのでシングルを予約してGIRLS DEAD MONSTERのインストアライブイベントに参加。どのみちCDは買うつもりだったし。
さておき、会場の施設条件と歌い手のスタンスや煽りっぷりに些かギャップこそあったものの、開演してみればそんな些細なことは一切問題にならない盛り上がりっぷりでよし。
My Songを切々と歌い上げる岩沢の歌の人=Marina、My song Your beats(いきなり4話バージョンでしかもフル!)でオーディエンスの煽りまくるユイの歌の人=Lisa、といった具合にマイクを握るお二人はある意味対照的な印象で、さりとていずれも頼もしいまでの声量で、そのパフォーマンスの逐一熱いことといったら。
それにしてもいざ壇上に現れるまで二人の印象が全く逆だったことをこっそりと付記。担当キャラといい、なによりボーカルの印象といい。
・で、・Angel Beats!4話。
野球回ってことで「CLANNAD」「リトバス」に見えてその実「ONE」っぽい印象が伴うのは即ち前回の岩沢とは逆に「消えない」話だったからなのかどうなのか。
そしてゆり、岩沢に続いて今回の日向についてもかなり踏み込みつつも核心部分はスルー。予め死後の世界と断った割に、こんな風に死の間際について言及されないまま進められているのは後から一気に畳み掛けてくるつもりなのか、それともやっぱり?
さておき今回から文字通りの本格参戦を果たしたユイが色々ポテンシャル高すぎというか、やたらと面白キャラ過ぎて度々笑。日向との絡みっぷりもなんとも微笑ましいものがあってよし。なによりここまで不在に等しい状態だった引っかき回し担当の女子キャラとして今後も果敢に動き回ってくれそうなのが頼もしくも心強いかも。
本来のLiaバージョンありきな感は否めないものの、どうやら今回限りっぽい別アレンジのOPもなかなかにツボ。ベースが強く引っ張る感じがちょっといい。
ところで今回は疑問符が三つほど。ゆりが戦線の面子任せで完全に後ろに下がって見てるだけなのは……まぁそれはソレと流せる気もするけれど、そもそもわざわざ面子バラして球技大会に挑んだのははて。
そしてとユリが日向をドツキ倒したあのタイミングは偶々なのか、それともここぞと狙い澄ました上でのものなのか。後ろ二つのうち特に最後の一つについては一度気に掛かったらどうにも伏線っぽく思えて来てしまっていやはや……しなやかに立ち回る松下五段の姿でも見て頭をほぐしつつ、当面は気にしないでおこー。そーしよー。
・出先からの帰りに寄ったスーパーではじめてのセルフレジ。
とどのつまりATM感覚でありさして難解って訳でもないけれど、何だかどうにもしっくり来ない。具体的には支払い完了して出力されたレシートと品物を持って最後に人の所に行く辺りが。一瞬これ必要なのかと思わないでもないけれど、冷静に考えたらやっぱり必要な訳で、でも仕組みとしてなんとかもうあと一歩詰められないのかっていうようなもどかしさ。いずれにしても、慣れるまで時間掛かりそう。
・で、バリュープラスのジンジャーエールがなかなかによい感じ。
割としょうが味強めで代わりに甘み控えめ。例えるなら世界のキッチンシリーズのディアボロジンジャーより少し軽め。そして安いのもいい。
・一桁とか雪の報せとか。流石に桜の後でこれは無いと言いたくもなる。
・色々あってプチツーリング……とこれは日曜の話。
ともあれ久々の晴空の下、境川CRから海を目指して南下、藤沢を経由してR134へ出て鎌倉を掠め、そのまま葉山方面に出て湘南国際村の上まで登坂。頂上のコンビニ前から再度下って再び鎌倉に戻り、八幡宮で小休止。その後は大船・戸塚方面へ……といった具合に神奈川の下側右半分をぐるっと一周するようなルートを半日掛けて巡る形で帰宅。
・で、予め気構えを固めた上でそれなり登りに挑んだのは今回が初めてだった訳だけれど、これまでのロングライドの最中に偶にちょっとした登りもあるよっていう程度とは正直色々と勝手が違うことを痛感。そしてある種のカルチャーショックも。距離を延ばすのとはまた別の要素がそれなりどころじゃなく求められることを身を以て知ることになったというか。
いずれにしても今後は積極的に登りとその為の走りを意識して続けていく必要があるってことをひしひしと。ひとまずこの度はなんとか登り切って、とはいえそれなりの手強さを覚えた登坂距離はせいぜい2.5km程度。音に聞く登りの定番・ヤビツや箱根のそれは実質その4倍から5倍にも及ぶというのだから軽く途方に暮れるというもの。いずれにしても、あらゆる意味でまだまだ全然足りやしない。
・八幡宮に立ち寄った際にかの大銀杏のすぐ側まで。
先頃の大風で倒れた直後は800年越しの大木もここまでかと言われていたけれど、再生を願って改めて整え植え込まれたその根元からは確かにいくつも新しい若芽が。嗚呼植物の底力ここにあり。
・そんな訳でこの度の走行データ。
走行時間:4時間7分36秒 走行距離:77.9km
平均速度:18.8km/h 最高速度:40.4km/h
平均ケイデンス:71 最高ケイデンス:116
・PC作業の傍らで「アイ・アム・レジェンド」……とこれも先の日曜の話。
なんていうか一言で表すならとにかく犬に尽きた作品だったかも。
それに次いで閑散としたニューヨークの情景、あとはM4カービンとSR-71。
あととにかく中盤辺りまでの雰囲気はひたすらよし。でもオチでぎゃふん。
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