・腰を据えたいものの時節柄何かと慌ただしく、よってアレコレ用足し買い出しの類にも出ざるを得ない訳で、とはいえ同じ出るなら折角晴れてるし、道も混んでるし向かう界隈は車だと微妙に便が悪い界隈だったりするので……ってことでロードバイクを駆っていざ走り出し、目的地まで半ば過ぎの辺りで唐突にトラブル発生。
・ロードバイクのドロップハンドルに左右1組ずつ取り付けられているSTIレバー。
前後のブレーキとシフトチェンジを司るその右側、後ろのシフトを司る箇所から微かな異音が聞こえたのが最初の変調。伴って伝わってきた妙に軽い、樹脂系の割れる、噛み合っていたものがずれるような気配に嫌な予感を覚えつつ、それでもとりあえず走り続けていたらいつの間にかリアが1速に入らなくなっていることに気付いてあれれ。
ワイヤーを引くラチェットは最後まで回り切っているのか、レバーはそれ以上ロー側に押し込めなくて、にも関わらずスプロケット上のチェーンやインジケーターの駒は2速の位置から先へは進んでくれない状態。とりあえず2~10速までは使えるので、ひとまずそれでどうにか凌いでいたら今度はレバーを押し込む際の手応が唐突に失われ、スプロケット上のチェーンは10速の位置から動かなくなってしまってあれれ。
・という訳で以後は延々インナートップで走り続けるハメに。
これはまさか右のSTI破損か、破損だとすれば果たして自力で分解修理は可能なのか、可能だとして、メーカーからスモールパーツを取り寄せるにしても時期が時期だからそれこそ正月明けまでどうにもならないか……
なんて風な憶測をどんよりテイストで巡らせつつ、それでもどうにか一通り用を足してひとまず復路へ。
リアは10速から動かせないので踏み込むペダルは最中の心境そのままにひたすら重く、のみならず微妙に道は延々登り傾向でもうどうにもげんなり。とはいえ帰り着かないことにはどうにもならないので黙々と走行継続。そうしている最中、信号待ちの停車時にふとダウンチューブを走るワイヤーの一本に手を伸ばして微かに引いてみたら……あれれ、するっと緩んだ?
・本来の張りがいつの間にか失われていた件のワイヤーは、右のSTIとリアディレイラーを結ぶもの……という訳で、原因はレバーではなくひとまずワイヤーの方と判明。
確認を始めて早々にブラケットの根元からあっさりアウターがすっぽ抜け、次に反対側の挿入口からワイヤーそのものを引っ張り出してみたら末端の駒から2センチ弱の辺りで見事なまでの切り口を覗かせる寸足らずなものがひょろっと出てきたという。
いやもう前代未聞の事態で流石に唖然……とはいえ切れたものは仕方ないってことで早速買い置きしてあった新品のワイヤーを通して修理完遂。一度ワイヤーを抜き取った状態でチェックしてみた限り、ひとまずSTIそのものはごくごく普通に動作しているようなのでひとまずほっと胸を撫で下ろす。
ここから年越しまではともかく、その後も松が明ける頃合いまで一切乗れないのは流石に寂しいし、何が助かるってやっぱりお財布的に。折し(というかよりによってこの時期に自ら首を絞めたに等しい!)もちょっとした不慮の出費をするハメになった直後だったし。
・そんな訳で(?)、ワイヤー張り直しのついでにここ最近手に入れた諸々のセッティングも敢行。
思いがけず取り付け箇所が足りなくなったのでマウントバーそのものを別途長いものへとすげ替えることを模索。若干の読み違えはあったものの、どうにかありものフル活用で目的は果たせたのでひとまず結果オーライ。ハンドル周りの拡充を無事達成。
で…………
…………所謂ひとつの「どうしてこうなった?」的な有様に。
ともあれ、これでフロントライト及びサイクルコンピューターの2×2編成を確立。サイコンについてはひとまずデータを拾うセンサーユニットは元よりの1組分で賄えているので、フレーム周りは割とすっきりというか従来と変わりなし。
ともあれ、双方で走行ログを取りつつ、リアルタイムの数値確認は2台分の画面でって感じに今後は活用。新しくインストールしたCS400の方はGPSロガーこそ無いものの斜度や気温の検知機能は付いているし、どうやらバーチャルパートナー機能もフォローしているようなので、その辺りについてもぼちぼち活用して行きたい所。
但し機能とセッティング項目が多岐に渡りすぎていて流石に早晩把握しきれる気がしないのでまぁぼちぼちいじりつつ、ってことで一つ。およそ基本的な項目のついての即座の確認やサイクルコンピューターとしての使い勝手についても現状ではCS200の方が分がある感じなので当面は併用していく方向で。
ライト側は路面をしっかり照らせるハイパワーLEDライトのLD20に加えて小型かつ軽量なフラッシュ特化のポジションランプが追加されたので安心。先に取り付けたリアのMARS3.0と合わせて車や歩行者からの視認性もかなり上がったので日が暮れてからの走行も懸念無し。折しも日が短い季節真っ最中だし……まぁ寒さばかりは如何ともし難いけれど。
・にしても切れたワイヤーが同じSTIレバーから伸びるものでもブレーキの方じゃなくてよかった。もしそっちの方だったらそれこそ命に関わり兼ねないし。まぁもう片方のブレーキが残っていれば決して止まれないって訳ではないけれど。
・DTB2最終回……「さよならっ!」ってあれれ。てっきりそのタイミングで三期の存在を匂わせるものとばかり思っていたのに。
まぁ二期である所の本編については一応の決着は付いたというか、まかりなりに蘇芳のエピソードそのものは纏めきったと認識……することは出来ているものの、その一方であまりにも明後日の方向というか、文字通り遙か彼方にブン投げた結末に流石に唖然の感否めず。
全ては紫苑の能力=実質的に平行世界を創出させるレベルのコピー能力が話の軸であり、同様にコピー存在だった蘇芳も結果的にはあっちの世界で幸せになりましたとさ……って所までは理解出来るのだけれど、そこにほぼ自動的に加担させられていた銀と、散々付き合わされ振り回された挙げ句に結局のところ傍観者のポジションから先に踏め込ませて貰えなかった(のみならず自らの目的は何ひとつ果たせていないようにも見える)黒の立場って一体、というか。
エピローグにあたる下りで蘇芳にパンくわえさせて遅刻遅刻~ってなベタを敢えてやらせた思いきりなんかは敢えて買いたいとは思うし、クライマックスギリギリまで毎週ワクワク感を伴って楽しめた作品なので概ね肯定……としたい所ではあるけれど、う~ん、なんだろうこのモヤモヤは。ていうか蘇芳の種明かしがなされた辺りからが、ねぇ。
あと、最後の最後でゴルゴ課長があまりにもゴルゴそのまま過ぎて吹き出さざるを得なかった。正直蘇芳のアレよりこっちの方がインパクト強かったかも……ってのも流石にどうなんだと思わないでも。
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