・幕張メッセを出たのは17時ちょうど辺りで、もうとっくに日が暮れた後。
そのままロードバイクを駆って都内の下辺を掠めるよう進んで結局横浜まで自走して帰宅……と、これは土曜日の話。
時間帯もさることながら流石にこの時期やることじゃないなと辿り着いてからしみじみ実感。馬鹿だ。面白いけど流石に馬鹿だ。面白いけど。
・とにかく何が一番辛かったかって、幕張メッセを出てから浦安辺りまでの区間が。
走るのは完全に郊外というよりむしろ大都市圏の間を結ぶタイプの荒涼とした幹線道路で、四六時中大型車両がバンバン飛ばしてる上に、そういった交通事情の影響で路面のアスファルトがうねりまくりで、その路肩も例外にあらず。もう走りにくいのなんので正直経験上最悪レベルだったと言っても決して過言ではないかも。。
・堪りかねて歩道に逃げるも、こっちは更にガタガタな上に車道よりもずっと暗いので路面確認は自前のLEDライトだけが頼り。
うっかりするとハンドルを取られるし思いがけないタイミングで強烈な突き上げが来る。しかも交差点で歩道to歩道へ渡る際に変な具合に蛇行を要求されて、かつそうやって曲がった先が強烈に狭まったりするものだから油断大敵。
足下がそんな感じなのに、頭上を見上げれば左右から高速道と鉄道の高架が覆い被さるように視界を塞いでいて、それが文字通り地の果てまで延々続いているような有様だからげんなり度合いも倍増し。
更に追い受けを掛けるように意外とアップダウンもあるし。基本はひたすらフラットなものの高架の自動車道ありきで地形をいじりまくって、それこそ至る所に人工の起伏がわざわざ設けられているっていう気の利きっぷり。河を渡る時なんかは相当な高さまで一気に駆け上がることを求められるからちょっとした丘陵地帯もかくやの有様。
ともあれそんな中を抜けるだけでも正味90分ほどぶっ通しで高速巡航。正直しんどい。
・ていうか途中から変な頭痛に苛まれまくって本当に途方に暮れ掛けていたっていうのもまた本音。
俺なにやってんだろうなんで生きてるんだろうってネガティヴスパイラルが止まらない。雨降り三浦行の時も大概辛かったけれど、日中とは裏腹にも程がある強烈な冷え込みも相まって今回は相当厳しかった。ようやく浦安まで戻って来た時に一体どれだけ安堵したことか。
そして東京都内の穏やかさ、更には神奈川の勝手知ったる安心感をしみじみ実感。夜でも沿道の灯りの数が格段に違うし、それこそ繁華街を離れた辺りがいくら寂れているって言っても所詮なんぼのもの程度。新習志野界隈のあの暗さ、寂れ具合を思えば度々走ってるR-1なんて快適そのもの以外の何物でもないと率直に。
・でもそんな風に地域毎の極端な印象差、それに伴うコンディション低下があったのは都内まで戻ってくる間に半ばガス欠状態に陥っていたからっていうのも大きいのかも。
空白感こそさほど強く感じるでもないものの、最近は気が付くと全ての肉体パフォーマンスがあるタイミングから大きく低下してくる印象。一定のピーク持続時間こそそれなりに長いものの、それを過ぎると一気にガクンと落ち込む感じはさながらニッケル水素充電池のよう。
逆にそこでリチャージさえしてやれば面白いほど覿面に回復する訳で……という訳で御成門で食べた大盛りカレーには大層救われた。大体品川から幕張に到達してとりあえずコンビニで買った焼きそばを食べて、その後4時間近くに渡ってサイクルモードの会場内を延々立ちっぱなしでうろうろして、それから延々走り続けていたのだからそりゃ消耗してない訳がない。
ともあれ、お陰でその後の五反田界隈、そして多摩川を越えた先の鶴見界隈の登りもガンガン回して行けたという。400グラムは伊達じゃない。
・とはいえ、案の定冷えが進んでくるとこれまた左膝の自己主張が始まるから厄介。
サポーターの類を用意するべきだったのは百も承知なのだけれど、さりとて日中の暖かさを思えばそこまで気が廻らないのも我ながら無理は無かったと思うし、そもそも復路丸ごと自走するつもりなんて当初は無かった訳だし。でもまぁ走ってしまったものは仕方ない。
・大体からして、日中の晴天っぷりは元よりそれこそ朝方横浜まで走る時は熱風が吹いていたぐらいだし。
その上で実際の昼夜の寒暖の差は相当だった訳で、それこそ昼の暖かさはこの季節にしては尋常じゃないレベルだったかも。今年の冬はやっぱりちょっと変かもしれない。
逆に言えば行きの品川幕張間のライディングはすこぶる快適だったとも。道路事情こそ同じなものの、日中の暖かさ、そして何より太陽光の明るさがあるだけで全然違う。
・で、行きは横浜から品川までは初輪行。
事前に練習しておいたにも関わらずいざ挑んでみたらどうにもフレームが袋に収まってくれなくててんやわんや。んで結局大幅にタイムロスして遅刻確定。東京駅で合流した同行諸氏には大陳謝。
ズバリ敗因はいざ本番で袋の前後を見誤っていたこと。とりあえず二つのジッパーの前方側に付いてる方のスライダーに後で目印を付けておこう。あとホイール固定用の両面ベルクロテープはもう1本ぐらいあった方がよさそうなので、後日ハンズで仕入れてくるよう自分向けメモ。
・あと前日からの雨が抜けるのがいくらか遅かったせいか、走り出しは路面のそこかしこが濡れていて結局また車体があちこちどろどろになったのも微妙過ぎた。
まぁこの程度であれば大したことではないしそれこそ後で拭き掃除ひとつで済む……とはいえ輪行袋に収める際のげんなりに拍車を掛けることには変わりない訳で。結局都内も千葉も終日どこもかしか水気が残ったままだったしなぁ。つくづく敵は空模様としみじみ。
・で、肝心のサイクルモードは……というと正直あまり印象に残らない催しだったと言わざるを得ないかも。まぁ去年の充実っぷりが下地になっている、あくまで主観に基づく感想に過ぎないけれど。
とりあえず規模は前年の数割増し、但しフレームビルダーやコンポーメントメーカー含むロードバイクブランドが更に躍進したというより、よりカジュアル向けというか、広く一般向けを意識して裾野を拡げたような傾向が伺えたように。具体的には去年は居なかったようなアパレルメーカーが関連商品を持ち込んでいたり、化学系の小企業が独自開発のスポーツドリンクの試飲試供に勤しんでいたりといった具合。
でまぁそういう傾向をそのまま繁栄するように人入りは去年にも増して爆発的なことになっていて、それこそどこのメーカーも試乗の順番待ちがそれはもう凄まじいことに。で、いざ順番が回ってきていざコースに出ても今度は試乗コースの中で渋滞が発生している有様でそれこそ本気で踏めるのはせいぜい100メートルほどの直線ぐらいってもの。嗚呼ブーム、ブームだなぁと改めて実感。
・そんな最中に乗れた数少ない1台、Cervel・S2はかなりの逸品……軽いのは元より、踏んで回してその力がロス無くタイヤに伝えられる手応え、にも関わらずそういう剛性高めのフレームにありがちなゴツゴツした固さは
裏腹に皆無に等しい不思議な、そしてかなり理想的なバランスのよさを実感。あのダイレクト感はリムハイト高めのカーボン製のEASTONのホイールが効いてたりしたのかもしれないけれど。
あとは折り畳み自転車のストライダを試乗。小径+奇形フレームの割に案外普通に走れてこれは言うなれば珍味。旋回範囲狭い割に意外と安定してるし。ただ大抵の自転車がサドルから腰を上げて前に降りるのに対してこれは後ろに尻を抜くようにして降りるのが、なんていうか実に変な感じ。
あとはまぁ展示方面で120年前の自転車を再現したものとかちょっと目を引かれたかも。後の実用車に繋がるような無骨な佇まいで、ハンドル前に数付けられていたフロントライトはLEDどころか電球でさえなくて、なんとアルコールランプという代物。独特な金属製の筐体の奥で揺れているオレンジ色の灯がなんとも印象的だった。
・で、終日色々見て廻った中で最も興味をそそられたのは実は国内小さなメーカーが手がけた自転車用セーフティーロックだったという。樹脂でコーティングした金属プレートを互い違いにリベット留めした所謂「多関節」錠の小型版。既に自分も使用している既製品は自転車で持ち歩ける鍵としては最強レベルではあるものの、とにかく重さもサイズも相当なもので取り扱う際にも極めて慎重を要する(うっかりぶつけたら自転車のフレームそのものがヘコむ、割れる)っていうデメリットもあったりする代物。
それに対して今回出展されていた製品はいわばその小型版であり、まさに自転車用途へとジャストに寄せた製品。本家多関節が必要になるような局面では流石に心許ないけれど、ちょっと留めて離れる程度の、従来なら細めのワイヤー錠で賄っていたような状況での更なる安心感が得られることはほぼ間違いなし。その上で並のワイヤー錠と同程度の体積ぐらいの体積&重量でサドルバッグにも収納可能という抜群の可搬性。なにより安いと来たとあっては手を出さない理由はほぼ皆無。
とりあえず3月に市場に出回るようなので今から楽しみに待つとしよう……問題は完全新進のメーカーなのでどれだけ流通でまともに扱ってくれるかが肝になるかも。モノのよさを思えば直接購入を打信しても一向に構わないと思うけれど。それほどに魅力あるアイテムってことには間違いないし。
・他にも気になったものは色々あったけれど、基本的に早々手が出ない相場のものも多いし、なにより早急に入り用な訳でもないしっていうのが大半を占めたって印象も否めず。
ライトやサイクルコンピューターと言った小物の老舗国内メーカーのキャットアイが昨年に続いて更に今一つパッとしなかったのが気になったり、あとは愛用しているサイクルコンピューターメーカーのポラールのブースで相当突き抜けた新型が展示されていて目を引かれたりはしたけれどまぁそれはソレ。
電池式なのに実質交換不可な製品についてどうにかならないものかと要望を出してみた所、ブースの担当者が「エコの時代なんですけどねぇ」と申し訳なさそうに答えてくれたのがちょっと印象的だったかも。まぁ無理なものは無理みたいだけど。つか実際現場に来てるのは代理店の人でメーカー直の人じゃないしねぇ。詮無きかな。
・とまぁそんなこんなでいい加減纏ようってことでこの度の走行データ。
途中間が空いたので往路復路のデータは個別で。
ハートレート絡みの数値は心拍計付けて行かなかったので無し。
往路
走行時間:2時間17分40秒
走行距離:50.7km
平均速度:22.2km/h
最高速度;39.7km/h
平均ケイデンス:85
最高ケイデンス:119
復路
走行時間:3時間36分23秒
走行距離:68.9km
平均速度:19.1km/h
最高速度:44.3km/h
平均ケイデンス:77
最高ケイデンス:127
復路は歩道走った箇所が多い割に案外ペース落ちてないのが自分でもちょっと意外だったり。
まぁそれ以外の区間でペースを上げられたのが効いてるのかもしれないけれど。ていうかいつのまに44km/hも出してたんだろ。
・しかしまぁひとまず出掛けたら走行距離が100km超えてるのもいつの間にか珍しくなくなって来てるような。ていうか秋口あたりから月イチレベルでこの調子だったし。嗚呼慣れってこわいと苦笑、苦笑。
・寝具の耐寒性強化はもう1段階出来るけれど、流石にそろそろ夜朝毎に堪える日が増えてきたのでまずはいい加減に……ってことでいよいよオイルヒーターにお出まし頂いたのは先日のこと。
長年行方不明だったものの、先頃思いがけない場所から発掘されたオプションのお陰で、絞ったタオルを掛けておくことも出来るし。乾燥防止重要。
・で、そのオイルヒーターのサーモスタットの動作音がCoD4のクレイモアの起動音によく似てる気がして仕方ない。机に向かってアレコレやってる最中も視界の外でカチン、て音がする度に思わず身構えてしまうという理不尽。
・「弱虫ペダル」9巻。いよいよインターハイ開幕で初っ端のスプリントバトルの決着まで行くかと思ったらその少し手前で引き。
うーん、連載時点でかなり掴まれた田所先輩と今泉の過去話絡みの辺りで泣く準備万端だったのに。いやまぁ相変わらず全編に渡って安定して面白いから別によいのだけれど。そしてスタート直前で北総の6人が拳を合わせる大コマが何度見ても熱い。
それと後書き漫画で次のページめくった瞬間の筋肉宣言で盛大に吹き出した。自重せよ泉田。連載の時も終始大概ではあったけれどオモシロキャラっぷりに磨きを掛けるのにも程がある。本人大真面目なのにねぇ、こういうギャップってやっぱ大事というか実に効いてると率直に。
・「ささめきこと」10話が大惨事過ぎて言葉も無い。
いや原作読んだ時も大概絶句したけれど、アニメになったら演出の冴えも相まって悲惨度が倍どころじゃない有様。あ"ーっ!あ"ーっ!
そしてすみちゃんが格好良すぎる。今日は可愛いじゃなくて。
それはさておき、0時の時点ならぶっちゃけまだイチから刷り直しても間に合うんじゃ……とか外野が言っちゃだめなんだろうなぁやっぱり。ページ数も相当っぽいしその実数はイマイマチ分からないし。
・唐突に話が持ち上がったというか、いくつかの折り合いと踏ん切りが付きそうなので急遽ロードバイクを輪行袋に詰め込む練習……とこれは昨日の話。
輪行袋自体はロングライドの時は携行していたし、とはいえ実は積極的に使おうって気は実はあまり無くてここに至るまで未使用。よって今回が初の試み。一応室内で三度ほど出し入れを練習して、フレームに対する二つのホイールの収め具合とか吟味してみたけれど、さてどうなることやら。
・ペリカンよりも佐川よりもJPの方がずっと手強かったという話。
数秒おきの呼び鈴三連発、それでも済まさずに直後電話まで掛けてくる周到っぷり。とはいえそこまでされても出られない時ぐらいあるってもの。そう、誰しも一日1回や2回ぐらい。
・先に入手確定していたものがようやく発券開始日を迎えた……ってことで年の瀬のけいおん!ライブイベントのチケットをコンビニで店頭で発券。後になって思ってみれば別段郵送でもよかった気もするけれど、まぁとりあえずそれはソレ。
横浜アリーナの場内配置はよく分からなかったので席位置の把握は戻ってから施設の公式サイトで。丁寧な検索システムに番号を入力してみたら……あれれ、割といい感じの位置だったりするかも。にしてもようやく実感が湧いてきたというか、やっぱり現物が手許に来てなんぼの感が。
・コミック版「紅」4巻読了。
表紙そのままに切彦ちゃん登場で、そのままギロチン編に突入するかと思いきや、その実展開はどんどん明後日の方向へ。さりとてその分切彦ちゃんとリンのキャラ立てが充実していてよし。特にリンは原作だとほとんど出て即退場同然のキャラで、そこはとかなくもったいない感があった分、そこをしっかり救ってくれるような配慮は微笑ましくもあり、また妙味。
これまでも決して原作そのままを踏襲してきた訳でもないし(というかコミック版開始当初はオリジナルエピソードそのものだったし)、微妙に遠回りしつつ大元の本筋跨いで右へ左へ蛇行するような格好で、結果的には齟齬や矛盾を生じさせない形に落とし込むのもまぁいつものこと……とはいえここに来て原作と完全に枝分かれするような気配が立ちこめてきたのは、はてどうしたものか。
ていうかコミック版独自のキャラを出すのはまぁよいとして、そんなポジションで原作に存在しないキャラを突っ込んで来るのは結構リスキーなんじゃと思わないでもなかったり。早々に顔見せに出てきた絶奈なんかはまぁ別にいいとは思うんだけど、よりにもよって崩月家、しかも夕乃さん絡みかぁ。。
原作のカバー/挿し絵そのままの絵柄って強みがあるのは元より、別媒体からのコミカライズ作品としては早々他に類を見ない程の良質な纏まりっぷりを誇る作品だと思うので、ひとまず今回の冒険もよい方向に働くこと祈りつつ。
しかしまぁ、よもやブルーサイドでもその格好かルーシー・メイ。それもわざわざ水着の上から。
・それっぽい劇伴から始まって大概過ぎるネーミングの数々、挙げ句の果てにレイバン掛けてヘリから身乗り出してショットガンで狙撃までやっちゃった「ミラクルトレイン」9話といい、妄想劇場ホーダイのカノンちゃん大プッシュな「キルミンずぅ」10話といい、なんだか週の頭から流石にトバし過ぎだと思った。
・溺れながらも藁を掴むように取り組んではみるものの、その都度身体がこわばるような感覚に苛まれ中。ある種の不随意状態っていうか。何らかの障害を負ってリハビリに取り組む人の感覚ってひょっとしてこんな感じだったりするのだろうか。
いずれにせよ、夏辺りは抑え込むことが出来ていたモノがここに来ていよいよ吹き出してきた心地。正直持て余す。
・そして、引きずられるように微妙に体調も芳しくない有様。
自転車に乗ることが習慣化して以来、ここ数年は倒れるほどの大風邪こそ引いて無いけれど、その代わりに胃腸はどんどん弱っているような気がしないでも。
コメントレス
>Jさん
ペダルリフレクターの有効性は確かに認める所ではあるものの、A530だとなかなか、ねぇ。
一応純正の対応リフレクターユニットあるみたいだけれど、あまりにもあんまりな感じでごつくなる上にモノとしては値段がちょっと、ね。
・引き続き何かと慌ただしかったり一杯いっぱいだったりするので、誘われていた遠出絡みは不参加……とこれは日曜日の話。
とはいえ終日出ずに済ますにはあまりにも勿体ない晴天っぷり。雨上がりで空気も綺麗だし。という訳でロードバイクで近場までちょっとだけ。なにやらセール告知のハガキも届いていたし。
・12月に入ってもまだまだ力強さが残っている陽射しを背中で堪能しつつ、行きつけのアウトドアショップへ。
自転車関連の製品が細々したもの含めてかなり充実しているので度々利用している店ではあるけれど、日頃は定価売りなのが玉に瑕。しかしこの三日間はカード会員対象で最大二割引となれば何かしら物色してみたくもなるというもの。
ってそういえばここポイント付いてたんだ……と思ってふと確かめたらいつの間にかちょっとした額に充てられる程度には貯まっていたので、ここぞとばかりにそれもフル活用して少し前から気に掛けていたパーツとか買ってみた。
・という訳でテールライトをTOPEAKのREDLIGHTからblackburnのMARS3.0に換装。
前者は二年半ぐらいに渡って使い続けていたものの、サドルバッグの取り付け角度との兼ね合いでどうしても俯角気味になってしまい、これが元来の形状も相まって案外後方からの視認性に影響していることに気付いたのがまず一つ、あと先頃いじってたら発光部分のクリアカバーがいきなりポロっと落ちて、その修理中に実は防水性皆無であるであること発覚したっていうのがもう一つ……ってことで代換品の求めるに至った理由は以上の通り。
一定時間水気に晒されるとあっては流石に不安があるし、とはいえちょっとそこまで程度の用途ならまだ十分使えるので、とりあえずREDLIGHTの方は引き続きMTBの方で活用予定。これまで必要な時はいちいちロードの方から付け替えていたりしたので、その手間が省けるのも割とありがたいところ。
・で、MARS3.0。水平に薄く突き出すような形状で扇状に4つのLEDが配されていたREDLIGHTとはうってかわってこちらは上下に幅があり、5つのLEDがレイアウトされた発光面自体も大きいタイプ。よって多少取り付け角度に差異があっても全く問題にならないほど視認性は抜群。
そしてとにかく明るい。球数の差は元よりLED1つあたりの光量自体もREDLIGHTに比べたら圧倒的と言えるぐらいだし、それこそパッと見ちょっと明るすぎやしないかと思わないでもないほど。でもこれぐらい目立てば後方から追い上げてくる車もしっかり避けてくれそうなので、そういう意味では案外有効なのかも。
筐体の左右にもそれぞれ1つずつLEDがレイアウトされているのでサイドアピールも抜群だし、点灯、点滅に加えて更にパターン点滅が選べるのも嬉しいポイント(実はさりげにこれが欲しかった)。
そしてスイッチボタンが筐体の上にあるのもよし。同ボタンが下側にあったREDLIGHTでも可能ではあったけれど、信号待ちの際にサドルに跨ったままでもよりスムーズにON/OFF出来そう。
そしてこれだけの光量で7発も光らせてるのに単4×2って仕様なのも素晴らしい。REDLIGHTがCR2032仕様だったことを思えばいざって時の利便性も格段に上がったし、エネループみたいな充電池が使えるのもさりげに重要なポイント。
ただ意外と筐体そのものが大きかったのが難点と言えば難点か。まぁでもCATEYEの一般的なテールランプよりひとまわり弱大きいぐらいなので、実は言うほどビッグサイズって訳でもなかったり。
ちなみに通販サイトやらで出ているサイズ表記はあからさまに間違ってると言わざるを得ないかも。実寸は縦70mm横40mm厚さ30mm程度で、70mmもあるのは縦だけだってば。
あと気になる点があると言えばREDLIGHTより明らかに重くなったこと……TOPEAKのサドルバッグの場合は後ろの取り付け用ループが厚地でがっちり縫いつけられているからいいけれど、もし他社のサドルバッグに替えた時に果たしてこれがどう影響するか、ちょっとだけ気にならないでもなかったり。
いやでも単4×2を使うライトだったらこれぐらいの重さは平均的であり、それを引っかけることを想定されている=ループが存在するバッグなら大抵大丈夫だったりするのだろうかどうなのか。
・「超電磁砲」10話。
佐天さんの葛藤と吐露、彼女に応える初春の言葉と思いにダダ泣き。
嗚呼もうどうにも熱いわ暖かいわ、青春しまくりにも程があるとハッキリ言わざるを得ない充実っぷり。
誰かが人知れず抱えた思いがあって、それを他の誰かがきっちり掬い上げる構図に元より在る程度の強みがあるのは大前提、けれどそういうお約束を安易に踏襲するに留まるのではなくて、こんな風にさりげなくかつ丁寧に描いて見せてくれるからこそのこの眩しさ。ああもう大好きだ。
って事件の黒幕がまさかのまさか。そしてもう少し引っ張るのねレベルアッパー編。
・実に久々に変夢。
状況は湯気立ちこめる銭湯の洗い場。冨士の壁絵を背負った大きな湯船を前にプラスチックの桶が並ぶ中、自分以外の客は何故か皆その筋の人達ばかり。で、いきなり彼らがどこからともなく拳銃を取り出して撃ち合いを始めたからさぁ大変。
唖然としているうちに背中に一発喰らって倒れ伏す羽目に。そんな自分を見つけた彼らにすぐさま抱きかかえられて脱衣所へ。そのまま安静にさせて貰えるのかと思ったらそのまま長椅子の上に俯せに寝かされてそのまま銃弾の摘出処置に突入。
直接見えることはないもののごっつい刃物を背中に突き立てられているのが分かる。刃先が自分の体内に侵入、ゆっくりと円を描くようにこじられ、時折張り詰めた紐を切るような手応えと共にブチッと音がして、その時だけ強烈な痛みがその都度走る。
そのまま潜り込んだ銃弾の縁をなぞるようにぐるりと一周したその辺りで目が覚めた。
・「DTB」9話。
前回の引き際にそれなりの燃料投下があったのだから今回は一拍挟むように穏やか展開、丁度そういうノリに打って付けの前作からのゲストキャラも引っ張ってきたし、これならドタバタユルリの脱線エピソードでむ……かと思いきや、こちらのそんな予想とは完全に真逆に振ってきてあわわ。容赦なく突き落とすなぁ、そして怒濤の如く畳みかけてくる。
序盤の父親の様子といい、要所要所の黒の言動といい、一見全くの別ラインっぽく、或いはあくまで黒と銀の側の事情めいて脇から突っ込まれてきたイザナギとイザナミの絡みといい、思い起こせばここに至るまでの随所で微かな引っかかりはあった訳で、もしそれらが全て端から織り込み済みの伏線として張り巡らされていたのだとしたら、もうどんだけ周到かつ緻密なのよと大きく唸らざるを得ないかも。それでいて鏤め方は逐一さりげなく、だからこそここに来て益々その巧妙さが際立つ訳で。巧い、巧いなぁ。
で……結局なんなのさ、蘇芳って。
・数日に渡ってのバタバタがようやくひと落ち着き。毎度かつ数年来のことなのでどうということも無いけれど、とはいえどうにも慌ただしいことには変わらないのでそれはソレ。
コメントレス
>Jさん
なんていうか、根底にある姿勢みたいなものが実はものすごく大真面目なアニメだと思うんですよ>ミラクルトレイン
あとなんのかのでいちいち熱いし。これってすごく極めて伝統的な少女漫画スタイルだよね。花ゆめ系。
あとこの枠の同系統の作品はなんのかので男性から見ても十分楽しめるしっかりした作り込みのタイトルがこれまでも多かったんですよと付記。金色のコルダとかネオアンジェリーク辺りね。
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